季節の変わり目のにわとりさんとたまご
2022.06.01
- たまご日和
にわとりさんは、暑さ、寒さにわりと強い生き物です。ただ、苦手なのは季節の変わり目。
6月、春から夏に季節は変わっていきます。梅雨で雨も多いので湿度も高くなります。蒸し暑い日があれば雨で気 温が下がる日もあります。人も季節の変わり目に体調を崩したり、かぜをひいたりしますよね。秋から冬 の変わり目の時期もそうです。
暑さに慣れる準備、寒さに慣れる準備かもしれませんね。 にわとりさんたちも季節の変わりは、体調を崩したりいろいろなことがおきます。
この時期、もしにわとりさんたちがしゃべれたら、「今日は蒸し暑くてきつか〜」 「急に暑くなってのさんね~」 とあちこちから聞こえてくるに違いありません。(ちなみに「のさん」は熊本弁で、「いやだ」という意味です。)
にわとりさんの季節の変わり目のストレスは、たまごにも出てしまうことが あります。この時期は、血が混ざってるたまごが産まれやすくなるのです。
たまごを割ったら、黄身の表面に血がついてたという経験をされた方もいらっしゃると思います。わずかだったり結構たくさんついていたりもあるかもしれません。
これは季節の変わり目による、一時的なストレスで、卵巣や輸卵管(黄身の元が運ば れる管)の毛細血管が切れてしまい、たまごを作る過程で混ざってしまうのです。 大きな音にびっくりして、同じようなたまごを産むこともあります。(意外とビビリさんです。)
にわとりさんたちの自然な反応ですが、それでもにわとりさんたちが少しでもストレスがなくなるように、気持ちよく過ごせるようにと気を配ります。夏になってしまうと、そのようなたまごも少なくなります。
ちなみにたまごは食べていただいても大丈夫ですが、気になるときは血の部分を取り除いて食べられてください。多量の場合は食べるのはお控えくださいね。
たまごについて、気になられることがございましたらご連絡をお願いします。より良いたまご作りに活かしていきたいと思います!
自由な様子のにわとりさんたちに会いに来てね
鳥インフルエンザの予防のため、外に出られなかったにわとりさんたち。家畜保健所からの許可も出て、外で遊べるようになりました。
初日は久しぶりだったせいか、何となく緊張感があるにわとりさんたち。 慎重に外に出てきていました。 が、数日たつとすっかり慣れて、自由気ままです。走る、飛ぶ、掘る、寝る、 突く・・・。 それぞれに好きなことをしています。
そんな、にわとりさんたちを見ていると、癒されます。 ネットの近くに行くと寄ってきます。かわいいです。
草をあげようとするとさらに寄ってきて草をつつきます。どんどん寄ってくるので、ちょっと怖いです。雨が降っていない土日は外に出していることが多いので、人懐っこいにわとりさんに会いに来てください。 まってるよ、 コケコッコー!
農場日々のこと
先日いつも 「大玉」を買っていくスタッフから見せてもらった写真。なんと三つ子たまごでした! 黄身が3つです。2つはよくあるのですが3つは初めて見ました!
初卵があるころは、大玉に双子ちゃんが混ざっていることがあります。若いに わとりさんたちは、まだ体内時計が整っていないため、2個続けて放卵することがあります。
それが黄身二個のたまごになるのです。 逆に黄身がないたまごもあったり、たまごの中にたまごがあったり。にわとりさんも生き物ですので、若い時は間違いも多いです。(にっこりマーク)
そんなたまごを見つけたら、にわとりさんがんばってと思ってあげてください。 でも黄身が多いのは「ラッキー!」と思いますよね。 さすがに3つは本当に珍しいですね。超ラッキーですね。
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