緒方エッグファームは養鶏を始めて50年ほどになります。健康なにわとりからしか、いいたまごは産まれないという強い思いで、えさや水、環境、飼育方法にこだわってきました。

22年前、父の後を継いでからは、自分で一羽一羽きちんと育て、本当にいいたまごをお客様に届けたいという思いで飼育羽数を1/3に減らしました。

そして、にわとりをもっと健康に、もっといいたまごをという思いでいたところに出会ったのが、フランスの亜麻のえさでした。フランスでは「家畜の健康、人の健康、地球の健康」をコンセプトに亜麻のえさを、にわとり、牛や豚などにも食べさせています。

亜麻のえさにはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれていて、このオメガ3脂肪酸によって家畜が健康になります。と、話で聞くだけでは本当のところはわかりません。

たまごに関しては日本は生食が前提ですし、にわとりの種類や、気候の違い・・・などなどある中で、本当にいいものなのか、実際にフランスに何度も足を運び確かめました。

フランスの養鶏場では、広い敷地に、自由ににわとりたちが過ごしています。アニマルウェルフェアに国を挙げて取り組んでいます。

スーパーで販売されているたまごも、だれがどのように育てたのか明記するようになっていますし、認証制度が進んでいるので、オーガニックなどマークが付けられていて、消費者は安心して買えるようになっていました。

飼料だけでなく、育て方、販売の仕方まで理想的で、自分たちもやれることからやってみようと思ました。いろいろ試行錯誤しながら、フランスの基準に合格した「オメガ3ナチュラルエッグ」が誕生しました。

その後、平飼いにも取り組み「オメガ3ナチュラルエッグ平飼い有精卵」も販売を始めました。販売を始めて8年ほどになります。

みなさまにも少しずつ知っていただき、思いに共感していただいたり、味わいで好きになっていただいたり、自分や家族の健康のために購入していただく方も増えてきました。ありがたいことです。

ちなみに・・・・オメガ3脂肪酸について少し説明しますね。

 ALA(α-リノレン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などの脂肪酸のことです。くるみや大豆、亜麻など植物系とサバやサケなどの魚介類系のものがあります。とても大切な脂肪酸でどんなことに効果があるのかというと...

●血中中性脂肪の低下
●不整脈の予防
●動脈硬化の予防
●血管内皮細胞の機能改善(血行促進) ●血栓生成防止作用
●認知症の予防などなど

国も1日2g摂取することを勧めています。私も年を重ねるごとに体の不調が出てくるので、健康のために食を考えることの大切さ日々痛感しています・・・。

もっともっといいたまごを、もっともっとみんなを元気にできるたまごを、これからも生産していきたいと思います!

夏もおいしく食べてほしいから~夏のたまごの取り扱いについて~

●クーラーが入った車の中は大丈夫ですが、長時間駐車する車には置かないようにしましょう。ちょっと買い物などに寄る時は窓を少し開けておきましょう。
●持ち帰ったらすぐ冷蔵庫に入れましょう。
●人にあげるときは、冷蔵庫に入れないで涼しいところに置いておきましょう。冷蔵庫に入れると、出したときに結露してたまごが傷みやすくなります。

たまごは完全栄養食。夏バテ防止にもたまごをしっかり食べてくださいね!

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農場日々のこと

お菓子教室の清田あづささんは、お菓子だけではなくていろいろ手作りされます。先日手作りグラーノーラをいただきました。

甘みは和三盆、たくさんの種類のナッツやシード。これが、おいしくてヨーグルトやスムージに入れて朝食にいただいてました。

あまりのおいしさに、今回作り方を教えてもらうことになりました。

●「手作りグラノーラ教室」
7月15日(木)11時~12時と13時~14時
参加費/2,000円