コケコッコーのヒミツ〜意外とたいへんなにわとりさんたち〜

2018.05.01

  • たまご日和

新緑の季節、農場のにわとりさんたちも朝から元気よく「コケコッコー!!」と叫んでいます。時計のない大昔、インダス文明(紀元前2600~1800年頃)から、時を告げるものとしてにわとりは利用されていたそうです。

そんな昔から人の役に立っていたんですね!でも、なぜ朝鳴くのかということは、つい最近まで謎に包まれていたそうです。

朝を告げる「コケコッコー」ですが、私はずっと朝明るくなると鳴きはじめる、外からの刺激で鳴くと思っていました。実は違っていて、にわとりは外部から光の刺激を受けなくても、朝を予知して鳴きはじめるそうです。

つまり、体内時計に従って鳴くということなのです。(名古屋大学の研究)すごいですね。では、なぜ朝鳴くのでしょう。

「縄張りを主張し、侵入者などに警告するため」だそうです。夜が明け明るくなる前に、ここは自分の縄張りだと知らせたいのでしょう。

にわとりは「鳴き交わし」と言って、1羽が鳴き始めると近くにいる雄鶏もつぎつぎ鳴き始めます。驚くことに、鳴く順番が決まっているそうです!

うちのように24羽ほどの雄鶏がいると、最初になくのは、一番地位の高いにわとりでその後2位、3位・・・と、順番がきちんと決まっています。にわとりは社会的な動物で、社会的順位が鳴く順番だけではなく、えさや交尾などにも大きく影響しているのです。

うちのにわとりさんたちは、お昼ごろもみんなで「鳴き交わし」をしています。一番偉い雄鶏が鳴くので、みんな「めんどうくさいな~」と思いつつも、順番に鳴いているのかもしれませんね。

みんなで仲良く、のびのびと過ごしているように見えるにわとりさんたちも、実は厳しい階級社会でがんばっているんですね!そう思って、にわとりさんたちを見ると、ますますいとおしくなります。私もがんばろう!

大人気の鶏肉、入荷します!

農場の店舗で販売している鶏肉は、毎日こだわりのえさを食べ、おいしい水を飲み、元気に育ったにわとりの肉です。ブロイラーの鶏肉に比べると、歯ごたえがしっかりしていて、味わいがよく、炊き込みご飯やのっぺい汁、筑前煮などの煮物にぴったりです。

バーベキューの時には炭火でさっと焼くと地鶏の炭火焼、ビールがすすみます! ただ、にわとりさんたちはたまごを産むのが仕事ですので、たまごの生産を優先しています。

時期によっては、鶏肉の在庫がないときがあります。3月、4月はちょうどその時期で、わざわざ買いに来ていただいて、商品が無くご迷惑をおかけしました。

5月始めには準備できる予定です。「この鶏肉を食べたら他のは食べれん!」「昔食べよった鶏肉の味がする!」と言っていただきます。

まだ食べたことが無い方も、ぜひ食べてみてください!!

農場日々のこと

ちょっと前になりますが、テレビでもよくお見かけする素敵なシェフ秋元さくらさんが緒方エッグファームに来られました。新店舗でたまごを使われるというので生産現場を見に来られました。

とても明るく楽しい方で、鶏舎に入って「たまごが産まれる瞬間を見たい!」と、ずっと待っていらっしゃる様子がとてもかわいらしかったです!その時に、うちのたまごでオムレツを作っていただきました。

今までに食べたことのない絶品のオムレツで、外はしっかり焼けていて中はとろとろ!!夢のようなオムレツでした!!

ミッドタウン日比谷のお店「morceau(モルソー )」では、これに極限まで薄くスライスしたふわふわのチーズがのせてあるそうです。これは絶対食べたいです!

みなさんも、東京に行かれることがあったら、ぜひ味わってみてください!

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