昭和50年創業の酪農家が自信を持ってお届けする"濃厚ヨーグルト"
2023.05.02
- Bleu-Blanc-Coeur
- ヘルシーファーミング
農林水産大臣賞受賞!予約6ヶ月待ちでもたくさん作れない2層式エイジングヨーグルト「 MILK’ORO Aging Yogurt ®(ミルコロ・エイジング・ヨーグルト)」
日本全国のさまざまな地域で一次産業を営む方々に、環境に寄り添い命をいただく食べもの作りに対する思いやこだわりについてお話を伺い、発信する「Journal」。
第2弾は、熊本県合志市にある「株式会社オオヤブデイリーファーム」さん。
自家産堆肥で作った畑で化学肥料を使わずトウモロコシを栽培し、約100頭の乳牛を飼養。そこで搾乳したジャージー牛とホルスタインの牛乳を使用した乳製品を製造しています。
厚みのあるクリーム層とフレッシュなヨーグルトが二層になったヨーグルトです。
1. ノンホモジナイズ製法の牛乳で作られたクリームは弾力があり、濃厚なレアチーズケーキのような味わい
2. 鮮度の高さを感じさせるヨーグルトは、とろりと爽やかな優しい甘さ
このふたつが口の中で一緒になると、なんとも言えない贅沢な味わいに変わります。
他のヨーグルトと違うところは、"熟成”が楽しめるところ。自宅の冷蔵庫に1日置き、味を確かめてみてください。徐々に味の変化が楽しめます!
容器は、伊勢神宮の御神酒の容器にも使われている由緒正しいガラスを使用しております。味わい、容器ともに特別感があり、自分用はもちろん贈り物にもぴったりです。
ミルコロヨーグルトの6つのこだわり
1. 2つの味わいを楽しめる「2層式エイジングヨーグルト」
濃厚な味わいのクリーム層と、さわやかなヨーグルト層の2つの味わいを楽しめます。牛から搾ったばかりの乳と同じ鮮度で、脂肪球を砕かないノンホモ製法の生乳が原料です。
発酵機で熟成させている間に上部に黄金のクリーム層ができ、まるでレアチーズのようなリッチな風味です!下部には、さわやかなヨーグルト層があり、1つで2種類の美味しさを味わえます。
2. 国内飼育割合たった0.3%!自社生乳のジャージー牛乳100%使用!
こだわりの飼料で育てた希少なジャージー牛乳を100%使用。さらに、乳酸菌の働きを促す「甜菜糖(てんさいとう)」のみで、作られています。ジャージー牛乳特有の濃厚な美味しさをそのまま味わってください。
3. 熟成での変化を楽しめるエイジングヨーグルト
乳酸の発酵をより促すために乳酸菌が好むオリゴ糖が豊富な甜菜糖を使用。甜菜糖で乳酸菌が活性化します。
作りたてはクリーミーな甘さが楽しめ、日を重ねると発酵が進み、サワーな甘さが楽しめます。お好みの味わいを探してみてください。
4. しぼりたて12時間ヨーグルト
ジャージー牛乳の搾りたて生乳の品質を維持するため、牧場に隣接するヨーグルト工場で製造しています。搾乳からヨーグルトまでの最短距離を実現しました。
5. より搾りたてに近い味わいノンホモジナイズ製法
一般的な牛乳はホモジナイズと言われる乳脂肪を均一化する処理が施されています。
ミルコロは牛乳本来の味を表現するために、均一化処理をせず、「そのまま」ヨーグルトに加工しました。
6. 健康な身体をサポートする豊富な乳酸菌×オメガ3
独自製法により、一般的なヨーグルト規格の乳酸菌が3000倍まで増えることもあります。
また、牧場で飼養している牛にはフランスBBCのオメガ3を含む天然の飼料を与え、よりナチュラルなオメガ3の成分を含む無添加の牛乳を産乳できます。
※2013年2月の保健所での検査にて、ヨーグルト規格の「3,000倍」=1mLあたり300億個以上の乳酸菌が確認されました。
数々の賞を受賞しているヨーグルトです
※1:楽天市場 食品総合第1位(2021年5月30日9時時点)
※2:2018年 6次産業化優良事例表彰
※3:第3回にっぽんの宝物JAPANグランプリ2018年受賞
※4:2017年受賞
MILK’ORO の由来は、【 MILK + ORO = 金色のミルク】
『わが家のミルクの美味しさの違いを金色に磨き上げてヨーグルトにすることで、皆様に美味しいや健康といったキラキラした体験をお届けできる牧場になりたい』
という想いを込めて、「MILK + ORO = 金色のミルク」と名付けました。
伊勢神宮のお神酒容器としても使用されている由緒正しいガラス瓶
MILK’OROヨーグルトは、乳缶型の砡(ぎょく:白硝子ビン)を使用したオリジナルガラスビンに入っています。
作りたてのヨーグルトはすぐに瓶詰され、さらに瓶の中で熟成させることで次第に酸味と香りがマッチした風味深い味わいになります。
こちらの白いガラス=砡は、日本で1社しか製造されておらず、伊勢神宮のお神酒容器としても使用されている由緒正しいガラスビンです。
プロジェクトでフランスを訪れた際、老舗のボン・マルシェやギャラリー・ラファイエットなどではヨーグルトはガラス瓶に入っていました。
現地の乳業メーカーさんに尋ねたところ、ガラス瓶や陶器入りが伝統的なヨーグルトの製法ということでした。プラの素材では、ミルクにプラの臭いが移ったり、プラの溶剤が溶け出したりするおそれがある為、ガラス瓶が選ばれているのだそうです。
「全力でミルクを磨き上げたヨーグルトを、最高の状態でお客様のお腹までお届けする」為には、この砡ガラス瓶しかない!と考え、砡を選びました。
ガラスなので陶器よりも強度が高く、天然素材で無臭のため、臭いの移りやすい乳製品向きの容器です。
ヨーグルトの中身がお腹に入った後は、小物入れとしてもご使用いただけます。
なぜヨーグルトなのか
沢山の大手メーカーや酪農家さんが乳製品を販売している中で、「当牧場の生乳が最も輝ける舞台は何だろう?」と追求した結果、"ヨーグルト"の製造に至りました。
牛乳は、飲み比べても違いが分かりにくく、乳脂肪率の高低だけでは味覚での「濃さ」は分かりません。乳中のナトリウム分の多さでも「濃さ」を感じてしまいます。
違いがわかりにくい商品は、乳製品=北海道・阿蘇といったイメージで選ばれてしまい、無名な生産者は選ばれにくく、わが家の牛たちに申し訳ないので、牛乳の製造の道は選びませんでした。
アイスクリームは、フレーバーや副原料の特徴が強く出る為、牛乳の違いが分からなくなってしまいます。
チーズは、製造工程でホエーとして牛乳の90%を捨ててしまわないといけません。土を作り、畑から飼料を栽培して生産した牛乳なので、酪農家としてその一部でも無駄にしたくありませんでした。
ヨーグルトがもつ唯一の特徴である、
1. ミルクの品質の違いを表現することができる
2. 乳成分の高さがひと目で分かるクリーム層に表現することができる
に着目し、ヨーグルトの製造を始めました。
生乳づくりが命である酪農家の腕の見せどころは、やはり生乳そのもの。
こうして発酵を工夫し、”毎日熟成しながら乳酸菌が増えていく”「熟成2層式ヨーグルト」が完成しました。
牛が健康であってこそ飲む人の心を動かす生乳が作れる
「『あって良かった』と思っていただける牧場になること。そして必要とされる生産者になりたいと考えております」
そう語るのは、オオヤブデイリーファームの2代目取締役社長を務める大薮裕介さん。
当牧場は、裕介さんの父・正勝さんが高校入学時に、祖父の飼っていた熊本赤牛の隣でホルスタインを1頭導入し、飼育しながら学校に通っていた頃にはじまりました。
初代・正勝さんは、北海道や福岡での実習の後、1975年にキング式の西欧風の牛舎を建てて専業酪農家として事業を開始。
今でも自家産堆肥で畑土を作り、無化学肥料で飼料を栽培しながら約100頭の乳牛を育てています。
裕介さんが2代目として就農後、ミルクに何かを添加して付加価値を付けるのではなく、 "わが家のミルクが一番輝く「舞台」を創り上げる”ために、製造部門を設立しました。
「美味しく機能的な商品」をご提案していくことで、商品も牧場環境も楽しんでいただけるような酪農家になりたいー。
裕介さんは酪農家だからこそ作れる魅力を追求していく中、九州経済産業局・九州バイオクラスター協議会(KBCC)による「フランス オメガ3プロジェクト」にスターティングメンバーとして参加し、渡仏。
渡仏時に、BLEU BLANC COEUR(BBC:有機農産物組合)を訪れました。
BBCは、オメガ3脂肪酸に富む亜麻種子に着目し、農畜産物の品質向上やその成分を活かした「人の健康」に役立つ商品づくりに取り組んでいる団体です。
「家畜を健康に飼うことで、人も環境も健康に」
という理念を持つBBCの活動やBBCの商品は、フランス政府により全国の栄養健康プログラムに採用され、欧州のウェイトコントロールラベルを受賞。
また、温暖化ガス削減方法として公的に認められています。(家畜の排出するメタンガスを抑制)
「土から食物を育て、牛を飼い、農産品を提供している我々農家は食物連鎖の中心にいる。だからこそ、子供達や消費者、農畜産物、地球環境に対して責任を持たないといけない」
BBCの創始者の1人であるブルターニュ地方の酪農家のピエールさんにBBC設立の想いを聞き、酪農家=生産者としての使命感や想いに共感し、BBCの技術を活かした酪農を開始しました。
その後、平成25年九州地域バイオクラスター推進協議会がフランスのBBCと包括連携協定を締結。
フランスのBBCとのMOU国際連携プロジェクトが開始されました。
「当牧場では、BBCの技術を使用することで、牛をさらに健康に飼うことができるようになり、乳量が増え、搾りたてのミルクから天然のオメガ3脂肪酸が多く検出されるようになりました。」
オオヤブデイリーファームでは、現在、この若返り成分である『オメガ3脂肪酸が豊富なジャージーミルク』を活かした商品開発を進めています。
同時に、「飼養管理と遺伝改良」によってオメガ3脂肪酸強化牛乳に加え、ベータカゼインA2ミルクなどの「搾りたての生乳そのものが特別な特徴を持つ」飼養管理を行いながら、商品を全国・世界に届けております。
酪農家だからこそ作れる魅力を追求していく中で、「世界の酪農家さんがどんな思い、どんな形で、ミルクを商品に表現しているのか」に興味を持つようになったという裕介さんは、世界中の乳製品を食べ歩いているのだそう。
20カ国もの国を歩き回りながら、言葉も文字もわからないままおいしそうなヨーグルトを見つけては食べ、ときには酪農家さんを訪ね、想いのこもった個性のある商品に刺激をいただいていると語ります。
「生産者として、(生産物が)食べる人に直接つながるということは、自分の思いを受け止めてくれる相手がいるということ。それがどれほど人生を豊かにしてくれるのだろうと、今しみじみ実感しています。自社のミルクの違いを表現して作り上げた"わが家らしい商品”をご提案していくことで、たくさんの方に選ばれる生産者になっていきたい」
と語ってくれました。
食べものの向こうにいる生産者に少し思いをはせれば、いつものひと口も味わいが深くなるかもしれません。
オオヤブデイリーファームのヨーグルトで、命のぬくもり、食のつながりを感じてみてください。
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