おがたエッグファームのはじまり
2025.10.01
- たまご日和
お客さまに聞かれることがあります。「いつから養鶏をされているのですか?」
小さな養鶏場の成り立ちに関心を持っていただけるのはありがたいことです。
その始まりや道のりを知ってもらうと、もっと安心して、緒方エッグファームのた
まごを食べていただけることにつながるかなと思います。
そういえば今まであまりお伝えしたことなかった「おがたエッグファームのはじまり」を書いてみます。
養鶏を始めたのは、現社長の祖父です。
戦後の農地解放でこの地域でできる農業を営みながら、養鶏を始めたそうです。
昭和35年ごろの話しです。自宅の敷地に、を材料に手作りで鶏舎を立て、100羽程を一人で飼っていました。近所の人が買いに来てくれたり、市場に出したりしながら生活費の足しにしていたそうです。
昭和43年ごろ祖父は病気を患い養鶏をやめてしまいました。そして2年後に亡くなりました。
そのころ社長の父は同じ敷地で牛を飼っていました。祖父は嫁に来た母に「養鶏はいいよ。少しは生活の足しになるし養鶏をしなっせ。」とよく言っていたそうです。
祖父が亡くなったあとその祖父の言葉を思い出し、父と母は牛を飼うのをやめ養鶏をする決心をしました。
昭和45年、社長もまだい2~3歳のころでした。
1000羽ほど飼える鶏舎を建てたかったのですが、その資金がない。どうしようかと思っていた時に近所の方が、自衛隊の食堂を建て替えるから、解体した資材は6万円で持って行っていいらしいと教えてくれて、お金まで貸してくれたそうです。
早速その資材を取りに行きました。
そのままでは使えないので、父と母はくぎ抜きから始めました。
何日もかかってくぎを抜き、柱で使えるように丸ノコをトラクターで回して材木を切り揃えたそうです。
自宅の敷地では狭いので、今の場所に鶏舎を建てることにしました。そこにはそのころ栗の木がたくさん植えてあったので、栗の木と栗の木の間に最初の鶏舎は建てられました。もちろん、父と母ふたりで。
基礎はブロック、屋根はトタンだったので台風が来るたびに屋根が飛ばされてそうです。
当時はひよこから仕入れて育てていました。ひよこだと値段が安いのでお金がかかりません。
ただ、ひよこは温度管理が大切で夜中でも温度を見に行って暖房の調整をしないといけないので、それが大変だったようです。
ひよこからひなの間は自宅の蔵で飼って、たまごを産むぐらいになって、鶏舎に連れてきていました。
遅くまで仕事をすることも多く、そんな時ときは、社長たちきょうだい3人は、ワゴン車の荷台にこたつをおいて、そこで父母の仕事が終わるのを待って一緒に帰ってたと、母が懐かしそうに話してくれました。
・・・こうやっておがたエッグファームは始まったのでした。
今回これを書くにあたって、父母にいろいろ話しを聞きました。嫁としてここまで詳しく聞いたのは初めてでした。
もちろん苦労して大変だったと思うのですが、それを話す2人はとても誇らしげで、楽しそうでした。私も話しを聞けてとてもよかったです。
祖父や父母の苦労や思いを知ることで、緒方エッグファームがもっと大切になりました。こんな機会をくれたたまご日和に感謝です!
今月も盛りだくさんです!
10月の農場でのイベントのご案内
チリンチリンコーヒーストアさんのコーヒーとマフィンの日
● 10月5日(日)、19日(日)10時~
ponon(ポノン)さんのカレーの日
●9月14日(日)、15日(月)10時~
無料体験!ハンドトリートメントの日
● 10月10日(金)10時~
ポーラさんのトリートメントです。
おがたエッグファームのシュークリームの日
● 10月18日(土)10時~予約をおすすめします!
オメガたまごのカスタードがおすすめ!
耕人舎さんのたまねぎ麹づくりワークショップ
● 10月18日(土)11時~14時参加費/3000円
メニューはハンバーグです。
産み立てたまごのお菓子教室( マドレータ)
● 10月20日(月)、21日(火)、22日(水)、23日(木)、24日(金)
午前の部/10時~12時午後の部/13時~15時
◎持ってくるもの/エプロン
◎参加費/3000円(お持ち帰りもあります!)
はればんさんのパンの日
● 10月25日(土)10時~
lagom(ラーゴム)さんのシフォンケーキの日
●10月26日(日)10時~
ふわふわシュワシュワのシフォンケーキ
しまべーぐるさんのベーぐるの日
●10月29日(水)10時~
もちもちのベーグルは毎回人気です
第2回スパイスカレー教室(10月1日現在ほぼ満席になっています)
● 10月13日(月)、15日(水)10時30分~14時
ネパールチキンカレー、レンズ豆のカレー、キノコのタルカリ、たまねぎのフレッシュアチャールを作ります。
※食後のチャイとお持ち帰りのミックススパイス付き
イベントのお申し込み、お問い合わせは 090-7474-8524(緒方まで)
農場日々のこと
おがたエッグファームの新しい鶏舎は平飼い鶏舎で、お店の裏の方にあります。
私が仕事をしている事務室の窓を開けるとその鶏舎があって、にわとりたちの様子が見られ、声もよく聞こえます。
にわとりたちは、生まれて90日ほどでおがたエッグファームにやってきましたが、入ってきたばかりの時は体も小さくとさかもうっすらあるかなぐらいの感じです。
おん鶏も「コケコッコー」とは鳴きません。(ちなみに「コケコッコー!」と鳴くのはおん鶏だけです。)
1か月ほどたつと、「ほへほっぽ~~」とひょろひょろっとした、弱弱しい鳴き声が聞こえ始めました。
今までの鶏舎はお店の先にあったので、細やかに成長を感じられなかったので、初めて聞きいたいおん鶏の鳴き声でした!
からだもとさかも小さくてそれでもおん鶏としての役目を果たそうと一生懸命鳴いている「ほへほっぽ~~」を聞くといとおしくなります。
これが少しずつ上手になってきて、2~3か月ほどすると体も大きくなり、立派に「コケコッコー!!」と鳴くようになってきます。
おん鶏はたまごは産みませんが、大事な役目があります。
めん鶏が安心してたまごを産めるように日々頑張っています。だから平飼いのたまごはさらにおいしいのです!
たまご屋さんのおすすめレシピ
ふわ痩せ蒸し鶏ハンバーグ
最近はまっているインスタレシピ。これも簡単で美味しかったです!鶏ミンチを使ったダイエットレシピ。「ふわ痩せ蒸し」で検索すると動画が見られます。
材料 (直径5cm12個分/3人分)
鶏ミンチ・・・1/4個(正味400g)
えのき・・・180g
絹ごし豆腐・・・150g
蒸すときに下に敷く野菜(もやしやキャベツ、レタスなど)・・・適量
【A】
酒・・・大さじ1
醤油・・・小さじ1/2
鶏ガラスープの素・・・大さじ1
おろししょうが・・・小さじ1
作り方
①ボウルにひき肉・細かく刻んだえのき、豆腐とAを入れて粘り気が出るまでこねる
②耐熱容器(皿状のもの)に野菜を敷き、1をアイスディシャーなどですくい並べていく(うちはなかったので大き目のスプーンでボール状に形を整えながら並べました)
③濡らしたキッチンペーパーをかぶせて、さらにラップをしてしンジ500Wで8~10分
つけだれは大根おろしとポン酢で。鶏ミンチはおがたエッグファームのミンチで!
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Itemこだわりのたまごたち
たまごと加工品をオンラインで販売しています。
自然豊かなこの地で、大切に育てられたこだわりのたまごと加工品を是非お楽しみください。
We sell eggs and processed products online.
We hope you will enjoy our eggs and processed products carefully nurtured in this rich natural environment.
Letterおたより
お知らせや新商品のご案内、
おがたエッグファームでの日々の鶏とたまごのお話をお届けします。
We will provide you with news, information on new products, and
We will deliver daily stories about chickens and eggs at Ogata Egg Farm.